木曜日

50-year-old bachelor living in a period

朝ドラのヒロインを演じ、最近ではエッセイストとしても活躍している女優の星野知子(50)が、新聞社勤務のAさん(46)と結婚したことが20日、分かった。2人は12日に都内の区役所にそろって婚姻届を提出。挙式・披露宴は未定でハネムーンは米ハワイが候補に挙がっている。星野はこの日、スポーツ報知のインタビューに応じ「10代で結婚適齢期が来る人もいれば、私のように50歳で来る人もいる。焦らないで待っていたかいがありました」と、喜びを口にした。

 知的女優としてテレビやエッセイストで活躍している星野が、50歳で独身生活にピリオドを打った。80年にNHKの朝ドラ「なっちゃんの写真館」でデビューし27年、これまで浮いた話のひとつもなかった清純派のハートを射止めたのは新聞社に勤めるAさん。3月までは主に海外特派員を務めていたバリバリの記者だ。

 出会いは9年前、知人との食事会だった。グループでの会食で当時、星野は「いい人という印象はあったけど、彼もまだ若いし恋人という対象ではなかった」という。それ以来、Aさんが仕事でアフガンやイラクといった海外に赴任すると、電話やメールのやり取りをしていたという。キャスター経験もあり、時事問題に興味のある星野にとって、Aさんの話は「事件や紛争の最前線にいるじゃないですか。話のすべてが大変に面白かった」そうだ。

 こうした関係がずっと続いていたが、転機が訪れたのは昨年5月。Aさんから海外赴任の前に「また長い間日本を空けるけど、気持ちをここに置いていく」と、赤いバラのプリザーブドフラワー(生の花の色を抜いて、それから染めあげる)をプレゼントされたことだ。「生の花は枯れるけど、これは自分の気持ちは枯れないというメッセージ。これは本気で結婚も考えないといけない」と思ったという。

 「世間ではもう結婚していると見られたりしていた。結婚願望がなかったわけじゃないけど、友達も多いし不自由はない」。ずっとそう思ってきた星野は結婚に真剣に向き合った。結論はふっとした瞬間に出た。「私って昔から結婚って、2人が年取って縁側でお茶を飲むシーンなんですよ。それが突然、彼とのんびりする風景が浮かんだんですよ。それが決め手でしたかね」

 “告白”を受けて、ちょうど1年後の5月12日、都内の区役所に婚姻届を提出。Aさんが同日の朝6時に出張があったため夜中に役所へ。「インターホンで係の方を呼び出して零時14分に受理されました」という。

 現在、都内のマンションに2人で暮らしている。来年には神奈川・鎌倉に新居を構える予定だ。「自分にも50歳で適齢期がきた。10代で来る人もいるけど、自分は50歳だった。本当に焦らないで今まで待って良かった」と、50歳で手にした最高の幸福を感じているようだ。

 ◆星野 知子(ほしの・ともこ)1957年10月3日、新潟・長岡市生まれ。50歳。法政大学社会学部卒業。80年にNHK朝の連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」で芸能界デビュー。81~85年にはフジ系「サザエさん」(実写版)でサザエさんを演じる。82年には「幻の湖」で映画デビュー。82~88年にかけフジ系「ミュージックフェア」の司会を務め、87~89年にはテレ朝系「ニュースシャトル」のキャスターにも挑戦。現在はドラマのほかに紀行番組出演、エッセイストとして多数の本を執筆。身長170センチ、体重50キロ、血液型O。

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